FMステレオ受信機:




  1. FMステレオ・モジュールによる作成:


  昔一般的だった FMステレオ・チューナーは、4連20pエアバリコン等を使ってLC回路を組み、FM復調回路を含む、複雑で 大がかりなものだった。今は、10数年前頃からDSP(Digital Signal Processing)ラジオ方式が普及し、アナログ・チューナーの部品が全く手に入らない代わりに、既成の DSPラジオ・モジュールの、M6952v2 (aitendo 等を用いて、プリアンプと わずかな外付け部品(チューニング用の VR、音量VRなど)を付けて 簡単に作成することができるようになった。
  このモジュールは、受信したFM放送(アナログ)をデジタル変換した後、内部処理し、音声信号としてふたたびアナログに変換して出力するもので、そのままヘッドホンで聞くこともできる。 (AM機能は今回使用しない) DSPラジオICの原理は、受信波信号を直交ミクサでIQ化した信号をADCで数値化し、計算によって復調信号を得る。 発振用の水晶は 32.768kHzの普及品が用いられ、何十倍にも逓倍して高速で信号を処理している。

  ここでは、FMアンテナ、プリアンプ、および スピーカー駆動用のオーディオアンプを作成して、ヘッドホンとスピーカーをSWで切り替えできるようにした。 オーディオアンプIC(TA8265K)の電源は、20V必要なので、適当なトランスが無かったので 24Vのスイッチング電源を用いた。当初、モジュールの電源(3.3V)も、レギュレーターICで順次落として取ろうとしたが、モジュールには35mAが常時流れて レギュレーターの発熱が結構大きかったので、チューニングVRに悪影響が出ないように、後で (24Vとは別に)5Vの外部電源を別々につなぐようにした。 チューニングVR(50kΩB)は、頻繁に動かすので、通信工業用の良いもの(サトー電気)を取り付けた。
  このM6952v2モジュールは FMの受信周波数が、高周波側と 低周波側に切り替えるようになっているので、GNDにつながっているBandFM端子の2か所を GNDからカットして、周波数帯の切り替え不要(76〜92MHzのモノバンド化)にしておく。(↓ モジュール裏面のカット箇所)


  

  ・ スピーカーは、広帯域用、10cm角、8Ω・10W(秋月) を 木で作った箱に入れて作成した。 クッションゴム材をはさんで木ねじで固定。 箱の木材(松材)はDIY店で切ってもらい、木工ボンドと木ねじで堅く固定する。 自作スピーカーなので、音質はまあまあで、ヘッドホンの方がもっと良く聴こえる。

  ・ アンテナは、λ/2 フォールデッド・ダイポールアンテナ に、バランを付けて 300Ω:75Ω = 4:1 にしようとしたが、最近は、昔FMやTVによく使われた 300Ωの平行フィーダー線は売っていないので、単純な ダイポールアンテナにして、平衡:非平衡 の 75Ω:75Ω = 1:1 にした。 バラン(FT50−672T:2T = 0.15μH:0.15μH)、給電線: 1.7C2V (75Ω)。 λ = 300(光速)×0.95(波長短縮率)/80(MHz) = 3.56(m)、 アンテナ全長 λ/2 = 178cm、 片側の長さ λ/4 = 89cm。
   (* 一本導線の ダイポールアンテナでは 約73Ωで、1:1バラン(平衡‐非平衡)、あるいは(受信のみなら)バラン無しでも可能で、75Ωの同軸ケーブルで導く。 単純に電源用平行コードを裂いたものは 導線部 120Ω。)  ケースとの接合部は BNCコネクタ(50Ω)を付けたが、短いので問題ないと思われる。

  ・ プリアンプには、FET(2SK439E)を用いたが、2SK192A‐GRや トランジスタの 2SC1906 等でも良く、コイルも FCZコイル以外にも 自作空芯コイルや トロイダルコアでもできる。 調整はブロードである。

  ・ パワーアンプICTA8265K、ステレオ・アンプ、20V、8Ω・6W (秋月))は 念のため放熱器を外付けにしたが、少し温まる程度で、(配線が面倒なので、)プリント基板上に作っても発熱は問題ないレベルと思われる。 ただし放熱器は必要。

  ・ ケース内の配線は、VRや切り替えスイッチは 3芯、2芯のシールド線を用いた。

  尚、周波数の調整・確認は、FMラジオ局の周波数でもできるが、37.で作成した デジタル・ディップメータを使用した。 近くに置いて 周波数を近づけると、マーカー発振器が無くても、ジャミングして音が出なくなるので確認できる。(4桁)

  
   




  2. 短波/AMラジオ の作成:


  ついでに、短波・AMの受信機も同様に、DSPラジオICSi4825‐A10(=AN738)(16p・SOIC変換基板に自分で貼る)を用い、クロック水晶(32.768kHz、φ3円筒形)を付けて作成してみた。(FMは今回作らない。)
  これは、Tune1(2pin)‐アース間を 多くの抵抗で分割して、AM、SW(短波)の各バンド、FM を大きくマルチで取り出す構造で、さらに、Tune2で 50kVRで 各バンドを narrowチューニングする方式になっている。
  本来はもっとSWバンドを分割できる(AN738の仕様書参照)が、ここでは AM(530−1600kHz) + SWの比較的局数の多そうな 5バンド とし、6接点・2回路のロータリーSW上に 抵抗を組み付けて作成した。(抵抗値は一つずつ測定し、±1%以内であることを確認する。)  各バンドは、 SW3: 3.9−4.0MHz、 SW5’: (ラジオNIKKEI 6.055MHzを含むようにする)、 SW11: 11.6−12.2MHz、 SW14: 15.0−15.9MHz、 SW16: 17.48−17.9MHz

  ・ アンテナは、短波は1.のFM用のものをそのまま、あるいはロッドアンテナ(BNC接続用)を用いた。 AMのバーアンテナは同調しないので、側端子を用いず、トップから直接取って 電圧を稼ぐようにした。
  ・ 短波受信部は ポリバリコン(270−20pF)とFCZコイル(7MHz)で同調し、プリ・チューニングとした。
  ・ オーデイオICは、モノラルの LM380N(10V駆動)を用い、小規模に 約1.5W・8Ωとした。(ソケットや放熱器は付けず、ハンダを直接 ICのアース部に盛って放熱を良くする。)
   内部配線は すべて2芯、3芯のシールド線、同軸等で行なった。

  AMも短波も、ICが安物なので、ノイズが混じり音はあまり良くない。短波は、国内放送は1局(SW5’、ラジオNIKKEI)で、他は海外局なので、アンテナをしっかり作らないとよく聴こえないと思われる。(中国語や英語の放送も聞こえる。) AMに、プリアンプを付けとよく聴こえるそうである。(AN738の仕様書参照)



 







   § 日本の情報操作について:


   「ダニエルよ。 これらの言葉は、多くのものが行き来して動き回り、また、知識が増加する、そのような終わりの時まで、書物として封じられる。」 (ダニエル12:4)

   「「また不法が増加するので、多くの人の愛が冷えるでしょう。 しかし、終わりの時まで踏みとどまった者は救われます。
    そして、この御国の福音は、全世界に宣べ伝えられ、すべての民族にあかしされ、それから終わりの時が来ます。」」 (マタイ24:12−1)


  世の終わりが近づいてくる昨今では、海外旅行や貿易などが頻繁になされ、航空機や船舶などによって誰でもどこへでも行くことができ、また、情報も 電話や通信網、インターネット網が整備され、「一つの情報が加速度的に増加する」時代になってきました。 この時代にあって、今まで謎とされてきた聖書預言が、ようやく正しく解釈されるようになりました。
  聖書こそ、唯一の、正しい、神様からのメッセージの中心です。

  最近の日本では、(実は戦後から、) アメリカGHQの影響を受けて、様々な報道規制が敷かれ、いろいろな偏向報道がなされています。 たとえば、ウクライナ情勢では 日本のニュースは、米シンクタンク「戦争研究所」から提供された偏向報道を、そのまま丸投げしています。 そのため一般の日本国民は、ウクライナが善、ロシアが悪と いうように徹底して刷り込まれています。 コロナのワクチン接種でも、消費税やサラリーマン増税でも、安倍元総理暗殺事件でも、LGBT法案でも、日本の報道機関は適当な報道ばかりして 国民を洗脳して、「ディープステイト」が支配しやすいように 政治家や 報道関係者らが動かされています。 (もっとも、真実を報道すると 当局から抹殺されかねない、という理由はあります。)
  これは、”ワン・ワールド”という、大きな意味での”共産主義化”の流れになっています。 この自由主義の建前の国で、TV、ラジオ、新聞はもとより、インターネットにさえも検閲が入り、サイトが消される、操られるなとのコントロールを受け始めています。 くだらない、どうでも良い情報はそのまま残されます。  (→ 昨今の世界情勢と 近未来の動き



   「そうして、西の方からの御名が、日の上る東からは 主の栄光が 恐れられる。 主は激しい流れのように来られ、その中で の息が吹きまくっている。 「しかし、シオンには贖い主として来る。 ヤコブの中の、そむきの罪を悔い改める者のところに来る。」 の御告げ。」 (イザヤ59:19−20)


  しかし、主の働きは これらとは関係なく進められ、日の上る東のはずれの国、「日本」から、主の栄光が恐れられる時 = 「大リバイバル」の時、がやって来ます。このリバイバルは日本にとどまらず、世界を巡り、ついにはイスラエルにまで及びます。
  また、終末の時に入り、「終末の反キリスト」は 米国や ディープステイトを滅ぼし、古い世界を支配し、己を「神」として、全世界の人々に礼拝させようとします。 これを拒否する「クリスチャン」のグループは大迫害を受けます。
  しかし、主がその大艱難期が終わってすぐに、「再臨」され、クリスチャンたちの贖いが成されると同時に、この世へのさばきが行なわれ、反キリスト、にせ預言者と それにつく者たちを滅ぼし去ります。






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